今話題の「連チャンパパ」を読みました。
僕が最初に知ったのはこのTwitterの書き込みで、
タイムラインに流れてきただけだったのでスルーしましたが、
友達が「連チャンパパやべぇw無料で読めるw」とLINEで教えてくれたので、読みました。
[blogcard url=”https://www.mangaz.com/series/detail/202371”]
ここから無料で読めます。別にオススメはしませんが。
目次
どんな内容?
パチンコ雑誌に掲載されていたパチンコマンガです。
オススメするわけじゃないですが、ネタバレ回避で軽く話すと、
「パチンコでお金のなくなった人の話」
です。
まぁメインテーマがこれだけじゃ話題にはなりませんが、どうパチンコにのめり込むか、どうお金が無くなるか、お金がなくなった時どう行動するか、が注目ポイントです。
Twitterとかで話題になったのもこの辺で、何パターンあるのでお楽しみに。
読んだ感想
ここからはネタバレ全開でいきます。
読んだ感想としては
「サクッと読めて面白かった」
です。
シンプルすぎるけど、率直に言えばこんな感じ。
「ウシジマくんより酷い」「ナニワ金融道が平和」
とか言われているけれど、僕はそうは思いませんでしたね。
ここらへんは後から考察しますけど。
なんとなくこういう破滅ジャンルに起こりそうなことはある程度予測できるので、「なんてものを見てしまったんだ…」とはならなかったです。それでも怒涛のクズのオンパレードは予想外でいっそ清々しかったですね。思わず笑ってしまいましたw
絵柄
「絵柄と内容の差」
がコメントされますが、僕的には「こんなものじゃない?」と思います。別にこのタイプの絵柄で破滅・ギャンブル系マンガを読んだことがあるわけじゃありませんが。
むしろこの絵柄がいいですね。
もうちょっとリアルよりだと主人公の行いがエグすぎて読むのを中断していたかもしれませんw
マイルドな絵と演出に助けられましたねw
それでも「アハ!」「エヘ!」には殺意が湧きますが!

読みやすい
この漫画本当に読みやすいですよね。
テンポが良くて「飲めるクズ」ってのはまさにそのとおりだと思います。
主人公

さっき話したとおり、「別にお金破滅系マンガってこれまでにもあったでしょ?」という疑問は持ったのですが、「連チャンパパ」は特殊でした。
「ヤミ金ウシジマくん」「ナニワ金融道」は(これぐらいしか知らない)、”主人公が破滅する人を見届ける立場”じゃないですか。
でも「連チャンパパ」は主人公が”破滅する側”です。
なのでパチンコにハマる、お金が無くなる、どうにかしてお金を集めようとする、集めたお金をパチンコで溶かしてしまう、倫理のたかが外れる、クズ行動を行う、クズ行動を行う、クズ行動を行う、破滅する、破滅する、破滅する、
を全て一人で行います。(正確には主人公の妻も)
他の漫画なら色んなタイプの人間がクズになって破滅していく様を描きますが、その全てのパターンを「連チャンパパ」は1人でこなすので、とんでもないドス黒い悪が一人出来上がってしまうのです。(正確には主人公の妻と2人)
連チャンパパはすべてのクズを背負う男なのです!(妻もだけど)
そりゃ話題になるわ。。。
家族の絆
どんだけ主人公も妻もクズでも、子供の事は大切なんです。(300万で売ろうとした事もあったけど)
なんかその嫌な家族の絆がどこまでも粘っこくついてまわるのが見ていて気持ち悪かったですね。(絆というより人の縁?)
「人って縁って切りづらいし、切れない間そいつがクズだった場合、色々奪われていくんだな」
って思うと、身近な恐怖に感じますね。自分が弁当屋の主人だったらなんて思うと。。。
オンパレード
クズのオンパレード。
ヤクザのおっちゃんが善人に見えるってどういう事?作中唯一のマイナスポイントが「フィリピンで主人公を殺せなかった」事ってどういう事?
それくらい、次々クズが出てきます。
「あっ!そのパターンもあるのか!」と、読んでいてだんだん笑いが出てきましたw
主人公の破滅の仕方にもいくつもパターンがあって面白いです。
「これで一息つける…」と思った途端破産するんだから。すごいよ。逆に。
結局最終回までこのノリなので救いが無いですね
この漫画から学べること
特に無いです。
「パチンコにハマるのは危険」なんて大体の人は知ってるでしょ?(笑
このマンガに含蓄のある話のつけかたはありませんw
まぁそれでもひねり出すとすれば、「もし自分がゾンビ映画の登場人物ならどう助かる?」みたいな考察として、
「もし自分が連チャンパパの登場人物ならどう助かる?」みたいなのを考えてみましょう。
- 借金しない
- パチンコをやらない
- パチプロの言うことを聞かない
- 日之本(主人公)に弱みを握られない
- 家族の縁は大事にする
- 護身術を身につける
タメにならねぇ…
金に困ってる人に弱みを握られるとまずいってのはいずれどこかで活かせるかも?
妻

主人公にばかり触れて来ましたが、妻も中々やばい。てか一番やばいまである。
元々は妻が300万パチンコで借金しなければ主人公は平和だったわけで、全ての元凶はコイツです。
28話フィリピン編の笑顔はやばいですねぇw
主人公と復縁した後は何故か説教する側に回ってて「コイツこれまでの行いの自覚あるのか?」とキレそうでした。
最終回
最終回はこれでもう、パチンコとはおさらば、といった風に田舎に引っ越しましたが、パチンコの魔の手からは逃げられそうにありませんね。
「俺たちの戦いはこれからだ!」って気もしなくは無いですが、マジこの家族信用できないからな~~
どこかしこパチンコ作るんじゃないよ!って最後は思いましたw
ついでにパチンコについて
この本読むと「日本からパチンコ無くそうぜ!」って思う人も少なくないと思います。むしろコロナ禍のパチンコの現状と相まってさらに「パチンコ無くせ!」と思うかもしれません。
ただ、現状日本でパチンコは合法で、パチンコをなくしたければ「パチンコを違法にする」「パチンコのレートを下げる」等の議論で戦わないといけないんですよね。
「パチンコはグレーだ・違法だ」で戦おうとすると話が進まなくなるので、「連チャンパパ」でパチンコの違法性に興味があったらこの動画を観るとタメになります。
正しいパチンコへの認識の元、議論が進めばいいですね。(そして連チャンパパが生まれないようになれば…)
まとめ
久しぶりのマンガ感想でした。
久しぶりのマンガ感想の作品がこれでいいのか…?