ボードゲームのルール説明って、どこから説明すればいいか分からなくて難しいですよね。
初めてのプレイヤーがすんなり理解できるルール説明の手順が無いものかと、考察してみようと思います。
ゴールから説明する
「一番ポイントを稼いだ人の勝ちです」
先にゲームのゴールを説明して、「そして、ポイントを手に入れる手段は・・・」と繋げます。
- ゲームの目的がシンプル
- 目的に対してゲーム内容が複雑
- ルールとゴールが密接に関連している
これはゲームの目的がシンプルで、その過程が複雑なゲームに有効な説明手順だと思います。
関連:ゲーム内容がゴールに直結している
「今からあなた達には殺し合いをしてもらいます」
もゲームのゴールから説明している分類に入りますね。
「殺し合いをしてもらう」というのはゲームの内容ですが、「全員殺せば勝ち」というゴールも同時に説明できています。
このように、ゲームの内容を言うことでゴールが予想出来る場合は、シンプルな内容を最初に説明すれば良さそうですね。
ボドゲはこっちパターンが説明しやすいものが多いと思います。
- 「これから農場を発展させてもらいます」→アグリコラ
- 「カードを使って生き残れば勝ちです」→テストプレイなんてしてないよ
ゲームの手順から説明する
「自分の番にコレとコレをします」
とゲームの手順から説明するパターンです。
- ルール説明している間にゲームの目的も判明する
- 最初にゴールを説明したらテンポが悪くなる
- ルールとゴールの距離が遠い
手番で出来ることを説明している間に、なんとなくゲームのゴールも見えてくるゲームに使えます。
「最終的に〇〇になった人が勝利します」みたいなゴール説明になると思います。
最初にゴールを説明するとテンポが悪くなったり、ルールとゴールの距離が遠い時は、先に手順を説明したほうが良いでしょう。
- 「左の人からカードを引いて、被ったら捨てて、右の人にカードを渡して、最終的にジョーカーを持っていた人の負け」→ババ抜き
ババ抜きで最初に「ジョーカーを最後まで持っていたら負け!」だけを伝えると、ゲームの内容がイマイチ伝わらないですよね。
結局ルール説明の最後は「ジョーカーを最後まで持っていたら負け!」で締める事になるので、それだと最初のゴール説明が重複するのでテンポが悪く、やはりルール説明からしたほうが良いと判断できます。
世界観から説明する
「あなた達はパン屋に務める魔法使いの見習いです!」
と言われれば、「パンを焼くんだな」「魔法が使えるんだな」とルールをなんとなく想像することが出来ます。このように、世界観や設定を先に伝えることで、ゲームの内容が分かりやすくなる場合は先にそれを説明することでルール説明がスムーズになります。
内容物から説明する
「カードが2種類入っていて、この数字が書いているカードが・・・」
みたいな導入でルール説明をします。
内容物が少なかったり、カードに数字が書かれてるタイプのゲームだと、内容物を紹介するついでにルール説明が出来ます。
別のゲームに例えて説明する
「人狼に戦闘要素をプラスしたゲームです」
これはシャドウレイダーズのルール説明で僕が使うやつです。
みんなが知っているゲームで例えることで、ゲーム全体の要素が想像しやすくなります。
ゲームのゴールも一緒に説明できるのでお得ですね。
ゲームを別のゲームで例えるのは作者に申し訳ない気もしますが、説明がグダグダになってゲーム自体が面白くないように思われるよりはマシだと思うので、適切な例えなら使ってもいいと思います。